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グレイスランド&蔭山敬吾のブログ

 矢田のばあちゃんの違反を防止するには、ここらで断固たる措置を講じる他はなかった。結局、彼女の身体に──その腰帯の後ろ側に──括りつけた紐をベッドの脚に結わえ、床には自由に降りられるが、廊下にまでは出られぬようにしたのである。まるで室内で飼われる犬みたいであったが、ちょうどその犬が糞しを与えられるように、矢田のばあちゃんもプラスチック製の簡易便器を与えられた。ベッドの脇の狭くるしいスペースで用を足すのは中々の難儀で、慣れるまで彼女はずいぶん苦労させられた。何度かは粗相をして着物や下着の裾を汚してしまい、その汚れのことでも、しつこく気に病まなくてはならなかった。
 ところが、それよりももっと悲しかったのは、矢田のばあちゃんのこの簡易便器が、意外にも周囲のひんしゅくを買ったことであった。というのも、他の五人の垂れ流しの患者の糞便の臭気には慣れっこになっていたというのか、そのほうは臭気というほどの臭気でもなかったというのか、健康な矢田のばあちゃんの用便中に立ちこめるにおいばかりが、急に気になりだしたからである。出入りの看護婦や付き添いの中には、あからさまに「くさい、くさい」と言う者もいて、彼女は途方にくれてしまった。そんなに言われたって、便所に行かせてもらえんのじゃから仕方がない。歯も丈夫で内臓にも何の故障もない、食欲旺盛な彼女が、排泄もまた活発なのはどうしようもないことであった。

*続く
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 淡路島の観光スポット 花の名所「あわじ花さじき」

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さすが、アメリカ。良い感じの「新星」が出てきた。なにより「米国の分断は左右ではなく、上下の対立だ」と説くキャッチフレーズが素晴らしいが、「タラリコ」という名前も抜群だ。この名前を見た時、すぐに「和風にもじってみたいな」と思った。

クリントンが大統領選に出てきた時、国内の有名なくりきんとん製造会社に電話をかけて、「クリントンの選挙事務所にくりきんとんを送ると話題になると思いますがやってみませんか」と提案したことがあるが、名前を和風にもじってみたいな、と思ったのはその時以来だ。

さて、どんなもじりがいいでしょうか。常道は「おどるポンポコリン」の歌詞をもじって
「タッタ・タラリコ」でしょうね。彼が勝利して来日した時に、誰かがタラリコ氏「おどるポンポコリン」を聴かせて、このもじりを伝えると、本人も喜び、たちまち親日派になるのではないかと思うのですが。あと、「タラコくちびる」の「タラコ」を使って「タラコ・タラリコ」も良いかもしれません。


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11月3日投開票の米中間選挙が2か月後に迫る中、共和党の牙城・南部テキサス州の連邦上院選が異例の接戦となっている。民主党の「新星」が共和党候補を猛追しているためだ。民主党が勝てば1988年以来、38年ぶりの快挙となる。

タラリコ氏は、議席を争う共和党のケン・パクストン氏(63)を「テキサスで最も腐敗した政治家だ」と批判した。パクストン氏はトランプ大統領を熱烈に支持する「MAGA(米国を再び偉大に)」の代表格で、収賄容疑による弾劾(だんがい)や不倫問題などのスキャンダルを抱える。

 タラリコ氏は「米国の分断は左右ではなく、上下の対立だ」と説き、富や権力に対抗する姿勢を前面に出す。集会に参加したサラリン・カリロさん(62)は「必要なのは権力者ではなく、私たちを気にかけてくれる人物だ」と期待する。

美輪明宏さんがあの世で、「私の歌なんか聴かなくていいから、この歌手のこの歌を聴いてね、訳詞を見ながら。そうしてもらえれば、なぜ私があんなにこの歌に入れ込んでいたのかがわかってもらえるから」と思っていることだろう。



🎵愛の讃歌(字幕歌詞文字起こし版)

青空が落ちてきても
この地球が崩れ去っても
あなたが私を愛してくれるなら
私にはどうだっていいこと

目覚めた時にあなたの愛に包まれ
あなたの腕に抱かれていると
ぜんぶどうでもよくなるの
あなたが私を愛してくれるから

世界の果てまでついて行く
ブロンドにも染めるわ
あなたが望むのなら
お月様も取りに行くわ
大金を盗むこともできる
あなたが望むのなら
祖国を捨てても構わない
友だちも捨てるわ
あなたが望むのなら
人は私を笑うかもしれない
でも私は何だってできる
あなたが望むのなら

いつか
人生が私からあなたを奪っても
あなたが死んで
手の届かないところに行ってしまっても
あなたの愛があれば大丈夫
私もいつか死ぬから

私たちは永遠を手にするの
どこまでも広がる大空の中で
悩むことなんて何もない
私たちの愛を信じているから

神が愛し合う二人を一つにしてくれる
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そのスポーツ紙が「歴史的大スクープ!これが山口百恵・三浦友和結婚披露宴の会場内部極秘写真だ!」と言うように、たしかに歴史的大スクープであることは間違いない。だから、1週間くらいは、「芸能業界」ではその話題でもちきりだった。

ホリプロ内でもCBS・ソニー内でも、さすがに「“犯人”特定会議」は行われなかったが、紙媒体担当部署、電波媒体担当部署、アーティスト担当部署、企画制作部署等、それぞれの部署の中の仲良しメンバーが、お互いの情報を持ち寄って、ひそひそと情報交換を行なっていた。しかし、何日経っても有力な“犯人候補者”名は一名も挙がってこなかった。

ただし、「歴史的大スクープ」とは言っても、それは、芸能業界の中の出来事であって、一般社会の中では、とりあげられたとしても、テレビのワイドショーなどの「芸能界ミニ情報」のような枠で、ちょっとだけ写真が紹介される程度でしかない。そのため、1カ月もすれば、「大スクープ」のことはきれいさっぱりと忘れ去られ、噂すらされなくなった。

そんなある日、CBS・ソニーの信濃町スタジオで、新曲がCMに決定した歌手の新曲発表イベントが行われた。CBS・ソニーでは、所属している歌手やアーティストの、こうしたミニ・イベントが連日のように行われていて、アーティスト担当者の仕事の何割かはミニ・イベントの準備と当日の仕切りに割かれていた。

その日に行われたのは僕が担当していた歌手によるイベントだったので、午前11時半には信濃町スタジオに入って、会場の準備を始めた。発表イベントが午後3時スタートだったため、12時頃には、スタジオのミキサー、歌手とマネージャー、受付担当者、紙媒体担当者、電波媒体担当者など、スタッフと関係者が続々とスタジオに集合してきた。2時を過ぎると、雑誌や新聞の取材記者・カメラマン、広告代理店の担当者などの方々が受付テーブルを訪れ、順次、受付を済ましてスタジオに入って来られた。

そのマスコミ関係者の一団の中に酒井さんがいた。酒井さんは広告代理店の担当者に笑顔を向けて大きな手振りで話しかけていた。今回のCMタイアップも酒井さんが決めたものだったのだ。

このミニ・イベントが終了して、少し自由時間があった。酒井さんが僕に歩み寄って「蔭山君、良いイベントでしたよ、ありがとう。CMのオンエアが始まって、ドッとシングル盤が売れ始めると良いですね。もろもろの宣伝施策、お願いしますよ」と話しかけていたところに、マスコミ関係者と思える方が近寄ってきた。

この後、この方と酒井さんが、僕にとんでもないことを話してくれたのだった。
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芸能界史上屈指の大イベント「山口百恵・三浦友和結婚披露宴」の会場周辺に集合していたわれわれに課せられた役割が「不審入場者の事前チェック業務」であることははっきりしたが、では具体的には何をどのようにするのかははっきりしていなかった。

そうこうしていると、ホリプロ側のスタッフは主に会場内を担当し、
CBS・ソニー側のスタッフは会場の内外どちらも担当し、内外を自由に行き来でき、ケースバイケースで臨機応変に対応していくことがはっきりしたので、僕は早速、会場内に入ってみることにした。

会場内はすでに多くの入場者で立錐の余地もない状態になっていた。ゆっくりと会場内を歩いて回ると、当時僕が担当していた複数の出版社の編集長クラスの方々が立ったまま談笑されている姿が目に映った。

会場内外ですれちがう多くの方々をチェックするポイントは、カメラを手にしていないか・ぶら下げていないかである。通路などでカメラを持っていたりぶら下げている方を見かけた場合はすかさず近寄って「披露宴会場内は撮影禁止ですのでご協力をお願いします」と声掛けをした。

そのようにして、
披露宴が終わるまでの間、ホリプロ側とCBS・ソニー側を合わせて総勢100人を超えるスタッフが「カメラ携行者チェック作業」を行ったので、不審者が無断撮影を行い、その際のフラッシュによって騒ぎとなり、無断撮影者が取り押さえられるといったことは一度も起こることなく、披露宴は無事に終了した。

ところがである。そこまでやったのにである──翌日のスポーツ紙の1紙にだけ、「歴史的大スクープ!これが
山口百恵・三浦友和結婚披露宴の会場内部極秘写真だ!」という大文字が踊っていたのである。
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ホリプロが要請してきたのは次のようなことだった。

・マスコミ報道各社に、『結婚式の取材・撮影はフリーですが、披露宴はプライベートなことなので、ご招待状をお持ちでない方は披露宴会場にはご入場いただけません。誠に勝手ながら、披露宴会場での取材・撮影は禁止させていただきますので、ご理解ご協力のほど、よろしくお願いいたします』という案内文を通知・配布しております。

・しかしながら、女性週刊誌・写真週刊誌をはじめ、スポーツ紙、芸能誌だけでなく一般週刊誌ほか、フリーの記者やカメラマン/パパラッチも含め、ありとあらゆる芸能関係各社・関係者がスクープを狙っていることは間違いありません。どんなことをしても、なんとしてでも披露宴会場内にもぐりこんで来る可能性があります。

・ホリプロとしても全社員・全取引関係者をフル動員して、会場周辺・会場入り口等での入場者のチェックを実行する予定ですが、いったいどれほどの人数の方々が会場に押し寄せてこられるのかまったく予想できません。つきましては、マスコミ報道各社さんや関係者さんとのおつきあいの多いCBS・ソニーさんに不審入場者の事前チェック作業のご協力をお願いさせていただきます。

*続く

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一般の多くの方がテレビのインタビュー時に「福岡県議会と同じようなことを全国の県議会でもやってるにきまってますよ」とコメントしているが、コメント通りの展開が東京都で起きている。

日本人というものは、人が見ていないところではろくでもない酷いことを平気でやる民族であるということがますますはっきりしてきた。

しばらくは「道議会・県議会・府議会・都議会」から目が離せない。


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 「支那事変」と呼ばれた戦争の初期に、結婚間もない夫が戦死してから、父親の顔をほとんど覚えていない一人息子を苦労して育てたことも、彼女の自慢の一つであった。矢田のばあちゃん自身は「昔の尋常」しか出ていなかったが、彼女の筆まめや達筆なのから推しても、子供の教育にはきっと熱心だったにちがいない。息子も出来がよかったのだろう、僻地の悪条件にもめげず努力して東京の大学に進み、大手の企業に就職し、職場で結婚相手を見つけた。そして、会社でも「なんとか長」と「長」の付くところまで行き、念願の新居──矢田のばあちゃんが初めて見る「マンション」というもの──を手に入れたのを機会に郷里の老母を呼び寄せることにした。それが三年前のことであった。
 息子が仕事が忙しく、朝は早い夜は遅いで、母親とはろくに話をする時間もなかったのは、同居当時もそうであった。だが今は、その息子が電話でもつかまらぬとなれば、あとは郵便という手段しかなかった。矢田のばあちゃんの脱出がひどくなったのはこの頃からで、一つは手紙をポストに入れるため、もう一つは切手だの便箋だの封筒だのを買うためであった。そこで病院側は、手紙はそのつど預かって投函してあげる、切手も貼ってあげるということで一応彼女を納得させた。しかし、それでもやはり彼女は気が済まなかったのであろう。相変わらず、こっそり電話口まで行こうとして、廊下で見つかって連れ戻されたり、階段を降りて玄関近くまで出て行ったところで捕まったり、そんな人騒がせをやめなかった。
 矢田のばあちゃんの違反を防止するには、ここらで断固たる措置を講じる他はなかった。

*続く

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1980年11月19日午前9時、CBS・ソニー販促部(宣伝部)のほとんどの部員(総勢約40名)が、東京都港区の霊南坂教会前に集合した。正確に言うと、集合させられた。僕もその中の一人だった。部員の多くが、いつもは“午後出社”組だったので、そんなに早い時間に都心で仕事をすることなどほとんどないために、みんな調子が悪そうで、動きが鈍かった。

宣伝部員たちのその時の気持ちは、「百恵・友和の結婚はおめでたいけど、なんでわれわれが9時集合なんだよ、われわれに何をせぇーつーんだよ」というようなものだった。部員全員が手持ち無沙汰な状態で時間をつぶしていたところに、次のような、この日の最重要指令が届いた。

「結婚式が行われている時間帯は特にやることはないので、適当にやってもらってていいのですが、挙式後、東京プリンスホテルでの披露宴が始まる2時間前になったら、みなさんに、会場周辺と会場内での厳重なチェック作業をお願いしたいのです。というのは、ホリプロさんから次のような要請が来てるので」

*続く


🩷 愛読者さまへのお知らせ

いつもご愛読いただきありがとうございます。

アクセス数表示不調問題の関係で、当ブログのURLを
下記のように変更させていただきました。
お手数をおかけしますが、ご変更をよろしくお願いいたします。

新しいURLは

https://keigo814.doorblog.jp

です。

なお。ライブドアブログに確認したところ、「今までのURLをクリックしていただいても上記URLに自動的に切り替わる(遷移)します」ということでしたので、ご変更していただかなくても大丈夫です。

*なお、今までのURLは以下の通りです。
http://blog.livedoor.jp/keigo814 

以上、よろしくお願いいたします。

グレイスランド 蔭山敬吾

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